29 金がない

20191025 金曜日 この1カ月は本当にめまぐるしかった。転職が失敗し、「この地獄から逃れられるかもしれない」という淡い希望が打ち砕かれた。一方で、仕事を本当に辞めるかどうか、踏ん切りがつかなかったのも間違いない。一度就いた仕事には、せめて5年…

28 今後の進退

20191006 日曜日 職の転は失敗しました。約6年ぶりの募集で、1−2人ほどの採用とみられるため、記念受験マインドで応募したのですが、意外にもいいところまで行けたので、思わずぬか喜びしていましたね、はい。 ただ一方で、現在の環境を客観的に眺められ…

27 読書ノート(1):ソヴィエトで生き残るための「二枚舌」 ー亀山郁夫『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』

20190915 日曜日 また亀山郁夫はお気に入り作曲家ショスタコーヴィチへの愛を止められなくなってしまったらしい。ノンストップ・ラブを感じる。分野違いでスノッブを気取った年寄りの大学教授が妄言を垂れ流しているのとは一線を画しているように思えるが、…

26 信用

20190910 火曜日 世の中は信用で動いている。仕事を依頼したり、お金を貸し借りしたり、友達関係を築いたら、大きな買い物をしたり。人事評価も、すべて。 だから、信用を損ねないということが一番重要なんだろうけど、私には信用の面において、欠如している…

25 当事者であること

20190902 月曜日 当事者性に悩まされる人生を送ってきた。 8年ほど前、学生運動に参加する人たちの中に入って、取るべき立ち位置がわからなかった。リベラルな家庭の教育の賜物か、財の分配、機会の分配、格差の是正には諸手をあげて賛同してきた。だが、い…

24 最近のこと

20190902 月曜日 信仰を持とうかな、と、おぼろげに考えている。 学生のころ、ヨーロッパをしばしば訪ね、ありとあらゆる教会で祈ったことを思い出す。「助けてください、善く生きたいのです」と。 11歳のころ、死ぬのが怖かった。肉体が滅び、誰からも忘…

23 倒錯的なワイン

20190802 金曜日 私が暮らしている街では、きわめてビオワインが人気だ。ビオワインを取り扱うワインバーも多い。ビオワインとは何か。醸造の際に添加物を入れないだとか、農薬を使わないだとか、ブドウを育てるところから醸造して瓶詰めするまで、できるだ…

22 被災者の移住先としての北海道

20190725 木曜日 北海道の広い大地を運転していると、さまざまな地名と出会うことがある。 例えば、「ポールンベツ」「オンネトー」「古潭/古譚/古丹(コタン)」など。ごく一例だが、いずれもアイヌ語由来である。道内の地名の8割はアイヌ語由来というが…

21 カウンセリングに行ってきた

20190715 月曜日 カウンセリングに行ってきました。心療内科に行くレベルではないが、ちょっとこのまま放置すると自律神経がおかしくなってしまいそうなので。 対症療法ではないのですぐに治癒するわけではないけれど、自分の身は自分で守る必要があり、自分…

20 おすすめ道の駅(北海道)

20190715 月曜日 今日、趣味を書けと言われた。恐るべきことに、書けなかった。 学生のころは「ピアノ演奏」「音楽鑑賞」「読書」「旅行」「飲酒」とか書いていたけれど、すべて時間、心、お金の余裕が全てそろっていなければできない。だから、就活のエント…

19 誕生日

20190709 火曜日 25になった。としても何も変わらない。人生のなかで大きな断絶をもたらすのは喪失体験のみで、たとえば死別とか、病になるとか、じゃないか。歳を重ねることそのものに意味はなく、喪失体験を繰り返すことで人生の文脈は紡がれていくのでは…

18 反出生主義

20190605 水曜日 「社会に迷惑をかけぬよう」と、子どもを殺した父親がいるという。 世の親は、世の親になりたいと願う人間たちは、どう思ってこの出来事を見ているんだろう?「自分の家族は大丈夫」「自分の子どもは引きこもっていない」「自分の家庭は健全…

17 女でなくなることについて

20190418 木曜日 おかざき真里の「サプリ」が面白かった。大手広告代理店に勤める女たちの、人生をめぐる苦悩について。恋愛、結婚、仕事、どうやって生きていくか、という。 最近、身の回りでは「いつ結婚するべきか」「誰と結婚するべきか」「結婚にふさわ…

16 無投票選挙について

20190417 水曜日 O:<川R`;法は巧妙だと思う。K-)+福J@~|現党の党勢が拡大している。その実は過疎地の地方議会議員の担い手不足に乗じるなど、大した事はないのかもしれないが、衆院選に全ツした真理党とは全くレベルが違う。ガチなんだなと思う。今回の…

15 やる気について

20190413 土曜日 「もっとできるようにならないと、やっていけないよ」「もっとがんばらないとだめだよ」「もうA年勤めているんでしょう」「やる気はあるの」。もう勤めてA年目になる。扱いが変わったな、と強く感じる。もう誰も育ててはくれないし、教え…

14

20190405 金曜日 無理ですということだけしか言えない。理不尽にも程があるだろうが。

13 新年度について

20190402 火曜日 新年度が始まり、元号も発表され、新しい空気がそこかしこで流れ始めている感じがする。新年だとか新元号だとか新年度だとか、あるいは新しい年齢だとかで一区切りつけるのが好きな人間なので、抱負を書き連ねたいが、叶う確率は低いので、…

12 奥尻ワインについて

20190329 金曜日 全部書いてたのが消えた。最悪、週末の喜びが一瞬にして消滅した。このご時世に自動保存ができないのはどうかと思う。酔ってオプションボタンとコマンドボタンを押し間違えたからといって、全部消えるのはおかしいだろう。まあ、ワインがま…

11 夢

20190327 水曜日 悪夢を見る。それもしばしば。 戦場で空襲に遭い、逃げるなか背中から撃たれる夢。ズキズキとした痛みを感じながら逃げ惑ったものの、海へと逃げてその後の記憶はない。夢であることを知りながら夢を見ていたが、ひどく疲れた。 あるいは冷…

10 年度末によせて

20190326 火曜日 すっかり疲れ切ってしまった。自分の美点として何かを書く際に言葉を尽くすというものがあった気もするけれど、集中力が回復しない。 さて、今年度も終わりに差し掛かっている。あまりに酷い一年だったことは間違いない。恐ろしい経験をする…

9 海について

20180514 月曜日 他人との交流に疲弊すると人はどうなるか。私の選択は「自宅に籠る」だが、気に入っているのは海に思いを馳せながら酒を飲むことだ。まだ、私が暮らしている場所はきわめて冷涼で、海も冷ややかな表情しか見せてくれないが、私の記憶にはた…

8

20180413 金曜日 新年度になってから、仕事については昨年度より高いレベルを求められるようになった。職場を同じくする他社の人に倣い、六法全書を持ち歩くようになったが、条文だけ読んだところで、何ら資すところがない。参ったなあと半ば嘆く。 法律を学…

7 年度末に際して

20180331 土曜日 年度末だ。私でも、1年間とくに何もなく会社員を勤め上げられたということになる。いや、何かあったのだろうが、日々は過ぎ去り、記憶は薄れゆく。 ともあれ、ひとまずは安堵したい。ちょうど1年前は労働への適性が低いのではないかときわ…

6

20180328 水曜日 遂に、苦しめられ続けてきた業務から解放された。なぜその業務がことさらに私を蝕んだのかをかいつまんで説明したい。業務内容についてつまびらかにすることは諸々の事情より避ける。 一つはその業務内容に一切に関心が持てないからだ。ある…

5

20180306 火曜日 明日はようやく休みだ。今まで、休みをもらったところで、平日にできなかった仕事をこなすだけで一日が終わっていた。ということで、数十日ぶりの休みとなるだろう。めまぐるしい期間が少し落ち着いたということで、そろそろ心を臨戦モード…

4

20180303 土曜日 いつも好きに書けないから、リハビリがてらなんでも書こうと思う。すべて、現在への呪詛とノスタルジー。いつも懐古ばかりしていたら何にもならないということはわかっているのだけど。 私が世界で一番愛するもの、一番片思いしてきた相手は…

3

20180303 土曜日 前のブログを書いてから、相当に時間が経ってしまった。心も身体も疲れ果てた。 この1ヶ月について書くには、疲弊の度を超えている。悲しいこと、憤ることばかりだった。だから、今日はすばらしいことを書こうと思う。友人の美しさについて…

2

20180126 金曜日 朝から自宅で仕事をした。この日からその翌日まで、予定されていた大きな仕事があった。 私は小心者なので、ある程度まで用意できるものは用意しておくのだが、この日も徹夜で事前に準備していた仕事をまとめ、滞りなく作業ができるようにし…

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20180125 木曜日 ブログを始めてみることにした。 というのも、日々の些末な業務の蓄積で生活が成り立っている現状に危機感を抱いたからに他ならない。 仕事はある種類のメーカーだ。部品を毎日作っている。人間のあいだで起こる出来事を、決められた型に嵌…