34 おいしいショコラ(国内編)

20200213 木曜日

 

 明日はバレンタインデーですね。3年前までは、バレンタインの時期は凄まじいスピードでチョコレートの賞味期限および販売期限の日付の確認をしていたものです。

 さて、私は、砂糖に巨額を注ぎ込み、砂糖への偏執で身を持ち崩した者といっても過言ではありません。好きな空間はデパ地下の洋菓子売り場。とくに新宿伊勢丹銀座三越日本橋高島屋。銀座松屋も好きです。しょっちゅう買えないので、歩き回って眺めるだけでも幸せになっていました。というわけで、これまで感銘を受けたショコラトリーを順に発表したいと思います。まずは国内編から。

 

ショコラティエ・エリカ

 白金のショコラトリーです。なぜかわからないのですが、祖母か誰かがよく買っていて、何かあると与えてくれたものです。お気に入りは葉の形をした「ミント」。ミントチョコレートのすがすがしく、刺激的な風味と、上品なミルクチョコレートの融合は、幼い私の舌に衝撃を与えました。ということで、それ以降、20年近く購入を続けていますが、飽きることはありません。こういうのが不朽の名作というのでしょうね。北方領土の某キャラとは関係ありません。

 

・ポーム・ダムール

 というのは商品名で、販売しているのは「神戸元町 一番館」。母の友人がお土産でくれたものだったと思うのですが、一人っ子の私にとって「他人のために取っておく」という行為は難易度S級であり、秒で食べ切って母から激怒された記憶があります。蜜がたっぷりのりんごをビターチョコレートでコーティングしたもので、ウィスキーにこれほど合うものはありますかと。ないでしょうね。ブランデー味もあり、これは成人になってからサークルの人々と食べました。

 

・サンニコラ

 金沢のショコラトリーです。金沢出身の友人に買ってきてほしいと頼んだところ、買ってきてくれたのでした。金沢にはこれまで2回ほど行っていますが、気候を除けば素晴らしい街で、いつも味覚においてはしゃいでいます。大量のお金を持って行き、様々な美味しいものに惜しみなく金を使うというのが正しいかの地の訪問の仕方なのではと思っています。食べたショコラのディティールは残念ながら失念しましたが、とにかくミルクのガナッシュがとろけかけたキャラメルのようになめらかで、様々な材料が複合的に組み合わさり、絶妙な均衡で風味が成り立っている!と泣き叫んだ思い出があります。また食べたいけれど、東京で売ってないのかな。アンテナショップとかで。